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「豪快! 両国夢想」第6話「神なるもの」その42 [小説]

ドーラの問題点だった砲弾装填速度を改良し、
連続発射が可能になった列車砲の砲口から
絶え間なく砲弾が射出され、
すでに数隻の敵艦船が黒煙と炎を吹き上げていた。
「おとなしく艦隊を引いたらどう?
これ以上被害を増やすこともないでしょ?」
結絵が刀を握る手に力を込めると、
それに気付いた葛葉が結繪を抱きとめていた手を放した。
空中で放り出された結絵が再びワシントンめがけて急降下する。
その最中、結繪の頭から耳が生えてくる。
10年前、ユダとの戦いで葛葉たちと合体した結繪が
お互いの体細胞を交換したことで、
一時的に葛葉たちと同じ能力を使えるようになっていた。
しかし、数日間で結繪の耳が消えてしまうと、
その能力も失われてしまい、
ずっと発現していなかった.
その力が今この状況で発現していた。
勢いのままワシントンに一太刀浴びせると、
そのまま空中にとどまった結絵自信がその状況に一瞬とまどう。
結繪を受け止めようと接近してきていた葛葉から、
「耳が生えてるのです。
理由はわからないですが、
能力が戻ってるみたいなのです」
と告げられると、三度攻勢をかける。
「理由は分からなくても
使える力はなんでも使うよ!」
稲荷神の霊力のこもった結繪の愛刀・子狐丸で断続的に斬りつけられ、
さそがのワシントンも思わず一歩後退した。
「これ以上の侵攻は絶対に許さないっ!」
青眼に構え直した結絵がワシントンに宣言する。
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「何を生意気な。
そう言ったところで、
こちらの有利は1ミリたりとも揺らがんのだ!」
そう言ってせせら笑うワシントンだったが、
「それはどうかな?」
という声が七里ヶ浜から殷々と響き渡った。

つづく
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moe

makimakiさん おはようございます。
ご訪問&nice! ありがとうございます♪
by moe (2014-03-22 06:12) 

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