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「二楽亭へようこそ!」その69 第8話 「二楽亭へようこそ!」第一章 鎌倉攻防戦 その4 [小説]

「そろそろ教会側の先鋒が
西御門学園に入るころですわね」
結繪ちゃんたちが弾正府を出て1時間後、
私、化野音音と静葉ねえさまと御付の狐メイドたち、
そして瑞葉と狢(むじな)以外は、
敵の先鋒を形成してる鬼達=一般市民を、
できるだけ傷つけないで無力化するために
特異点のある学園の裏山・大平山の左右に配置した。
それぞれが得意とする得物に
”抜けば飛び散る氷の刃”で有名な
村雨丸を解析して作り上げた
レプリカブレードに過冷却ジェネレーターを
組み込んで作り上げた対鬼用氷結装備で一気に氷漬けにしようという戦略だ。
セルアライブ冷凍理論を応用しているので、
凍結時に体細胞を傷つける心配がないので、
蘇生に失敗することはまずない。
十三部衆には鬼達を凍結してもらい、
特異点に進入してくるのは、
できるだけ教会の連中だけにして欲しい。
今出現している特異点につくと回廊を開き、
瑞葉と狢を幽冥世に先行させる。
出来れば援軍を差し向けて貰うために--。
だけど、まず期待は出来ない。
結繪ちゃんにはだまっていたけど、
狢から聞かされている向こうの状況は、
常に張り続けている結界のせいでかなり良くないらしい。
そうなると幽冥世の戦力をあてにした当初の計画は捨て、
私と静葉ねえさましかしらないもうひとつの案、
特異点回廊で敵を引きずり込んで回廊ごと敵を--
を採用せざるを得ない……。
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考えにふけっていたところにインカムから連絡が入った。
『音音さま、二狼です。これより鬼達に接触します』
「二狼にいさま、酷なお願いですが、
できるだけ戦力をそいでくださいませ」
『了解しております。では御武運をっ』
「御武運を---。
静葉ねえさま、こちらも準備を開始しましょう」
「はい。では、眷属たちにも準備させましょうね」
そう言うとお付きの狐メイドたちに目配せすると、
わらわらと小さなメイドさんたちに分裂していく。
「十三部たちが打ち漏らした鬼たちは、
この子たちになんとかしていただきましょう」
とにっこり微笑む静葉ねえさま。
静葉ねえさまがそう言うなら、
鬼達は任せて大丈夫。
市民さえいなければ、全力で戦える。
だけど、戦力が違い過ぎるのは如何ともしがたい…。

その5に続く
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