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「二楽亭へようこそ」 その54 第6話「-暗闘-青木ヶ原樹海]第4章 その4 [小説]

第4章 その4
「だ、誰!?」
驚く私たちを分断したのは、
毛皮の筒状のロシアっぽい帽子を被り、
サーベルを抜刀した兵士たちだった。
その後ろの森の中から聞き覚えのある男の声が聞こえてきた。
「わしもおるぞ、按針」
「おお、ニコライ、お主も来てくれたか! 
タチアナ皇女大佐と
ヴォスネセンスキー鬼兵団もいっしょとは心強い!」
ニコライ2.jpg
えっ!? ニコライって、
この前弾正府の地下を氷漬けにした氷のツアー・ニコライ二世じゃん…。
何? 皇女って娘ってこと?
敵にも私たちと同じぐらいの歳の子がいるんだ。
すこし驚いてフリーズした私の側で、
「……按針たちだけでも分が悪いのに更に増援…」
「しかも、この前二狼さんさえ苦戦したニコライだぞ…」
と本部要員が弱音を吐く。
「もうすぐ増援が来る! それまで頑張れ!」
と声をかけるけど正直厳しい。
静葉ねえさまが蔦で八雲とその配下を押さえ込んだものの、
葛葉ねえさまは、フロイスとグラバーの攻撃を
狐火を使って寄せ付けないようにするのがせいいっぱい。
なのに、ニコライとその皇女まで現れるなんて…。
そう思っているうちも、タチアナ皇女大佐と呼ばれた少女と
その配下のなんとか鬼兵団が
文字通り鬼化しながらじりじりと距離を詰めてくる。
「突撃!」
タチアナの号令一下、鬼と化した兵士が殺到してくるのを、
殺鬼がなぎ倒してるけど徐々に押され始めた。
もう、こうなったら
アレを使うしかないよ…。

第4章 その5へつづく
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moe

K-koさん こんばんは。
nice! ありがとうございます。
by moe (2010-10-04 23:09) 

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