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「二楽亭へようこそ」その33 「瑞葉が来た日」その3 [小説]

その3
「それは――」
<トントン……>
会話を遮(さえぎ)るようにドアがノックされ、
「どうぞ」
と答えると、入ってきたのは
狼部(ろうぶ)の先の司・三峯二郎(みつみねじろう)にいさまっ!
180近い身長のせいか、少し華奢に見えるけど、
自分の背と同じような長さの日本刀・斬馬刀を操る。
髪をアップにしてるとちょっと怖い感じもするけど、とっても優しいの。
学業の成績も学年で5本の指に入るにいさまは、
まさに文武両道を絵に描いたような人で…
――私の憧れの人/////…。
「会話中失礼! 弾正、化粧(けわい)坂に鬼が出たらしい。
狼部2番隊といっしょに出る」
「あ、は、はい! にいさま、どうかお気をつけて」
「ああ、ありがとう」
そういうと出掛けに私の頭をナデナデしてくれる。
この歳になると、なかなか頭をなでられるという事も無くなるので、
これがなんとも心地よかったりする。
二狼にいさまが嵐のように居なくなると、Qちゃんが、
「で、さっきの話の続きですが…」
と聞いてくる。
「あ、それ、私が行く!」
「えっ!?」
と狐につままれたような顔をしているQちゃん。
化粧坂と言えば、扇ガ谷の目と鼻の先。
とっとと扇ガ谷の事件を解決しっちゃえば、現地で二狼にいさまとばったり→共同捜査▽▽
なんてことになったりして~、あはは、どうしよう~[黒ハート]
「やっぱり府長さんからの依頼じゃ断れないよね! 
だから私が行くよ」
「私も行きますわ」
「音音?」
「おふたりに出かけられると、決裁書類が滞るんですけど…」
「じゃ、今からQちゃんが弾正代行ということで、どう? 賛成の人―」
私が元気よく挙手するのと同時に音音も胸の辺りまで手を挙げる。
「じゃ、Qちゃん、そう言うわけであとよろしくね~」
そう言うと執務室を飛び出した。

その4につづく
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